工事/業務情報に必要な境界座標や平面直角座標の確認方法をご案内します。
境界座標情報(緯度経度)の確認方法
国土地理院のサイトから確認します。
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以下の外部サイトを開き、拡大や縮小して工事・業務範囲を表示します。
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左下の白い矢印をクリックし、緯度経度を表示します。
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境界座標情報は、工事・業務範囲の外側の座標を各項目に記入します。
まず、工事・業務範囲の左下隅に「+」カーソルを合わせます。
画面下部の緯度を「南側境界座標緯度」に、経度を「西側境界座標経度」に記入します。
例
緯度:31度34分39秒 → 南側境界座標緯度:0313439
経度:130度32分20秒 → 西側境界座標経度:1303220
地理院地図 | 工事/業務情報 |
対象範囲の左下隅の緯度 | 南側境界座標緯度 |
対象範囲の左下隅の経度 | 西側境界座標経度 |
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次に、工事・業務範囲の右上隅に「+」カーソルを合わせます。
画面下部の緯度を「北側境界座標緯度」に、経度を「東側境界座標経度」に記入します。
例
緯度:31度34分40秒 → 北側境界座標緯度:0313440
経度:130度32分21秒 → 東側境界座標経度:1303221
地理院地図 | 工事/業務情報 |
対象範囲の右上の緯度 | 北側境界座標緯度 |
対象範囲の右上の経度 | 東側境界座標経度 |
以上です。
平面直角座標の確認方法
「境界座標情報(緯度経度)の確認方法」で確認した緯度経度を使って、国土地理院のサイトにて平面直角座標へ換算する手順をご案内します。
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「境界座標情報(緯度経度)の確認方法」の手順3.4で表示した対象範囲の中心部分に「+」カーソルを合わせます。
注意!
工事/業務情報の「場所情報」に記入した「境界座標情報」の範囲内を選択ください。
範囲外の場合は、国土交通省の電子納品チェックシステムでエラーが表示されます。
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画面下部の数値を確認し、メモなどに控えます。
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以下の外部サイトを開きます。
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「座標値の入力方法」は、「数値入力」を選択します。
ワンポイント!
緯度の先頭の「0」は除いて入力してください。
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「測地系」は、「世界測地系」を選択します。
「平面直角座標系」は、以下の参考サイトを参照し、該当場所の系番号を選択します。
- 参考サイト:わかりやすい平面直角座標系|国土地理院
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「緯度」「経度」には、手順2で確認した緯度・経度を入力します。
「入力単位」は、「度分秒」を選択します。
次に、「計算実行」ボタンをクリックします。
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右側に計算結果が表示されます。
出力値にある平面直角座標の「X座標」と「Y座標」を工事/業務情報の施設情報へ入力します。
【施設情報の記入例】を参考に記入ください。
- 平面直角座標系番号:半角数字2桁で記入
- 平面直角座標X座標:記号(-.)含め11文字で記入 (例)-157602.611
- 平面直角座標Y座標:記号(-.)含め11文字で記入 (例)-43732.4021
詳しい施設情報の記入内容については、国土交通省のHPにある電子納品等要領などを参考に記入ください。
【施設情報の記入例】
項目名 | 記入内容 | 補足説明 |
施設コード(必須) | 施設コードを記入 | 施設コードを選択 |
施設名称(必須) | 施設名称を記入 | 施設名称には、「河川・路線名(事業)」、「距離標や施設名称(橋梁等の構造名称)」、 「構造物工事(補修工事含む)の場合は対象となる部材名」等を発注者に確認し記載する。 |
測地系(必須) | 日本測地系(旧測地系)、世界測地系(JGD2000,JGD2011)の区分コードを記入 | 02 世界測地系(JGD2011)を選択 |
施設情報緯度 | 施設の代表点の緯度を記入 | 先頭の0を含む半角数字7桁で記入 |
施設情報経度 | 施設の代表点の経度を記入 | 半角数字7桁で記入 |
施設情報 平面直角座標系番号 (必須) |
施設の代表点の平面直角座標(19 系)の系番号を記入 | 半角数字2桁で記入 I(01)、II(02)、III(03)、IV(04)、V(05)、VI(06)、VII(07)、VIII(08)、IX(09)、X(10)、XI(11)、XII(12)、XIII(13)、XIV(14)、XV(15)、XVI(16)、XVII(17)、XVIII(18)、XIX(19) |
平面直角座標X座標 (必須) |
施設の代表点の平面直角座標(19 系)を X 座標で記入(m) | 記号(-.)含め11文字以内で記入(例)-157596.014 |
平面直角座標Y座標 (必須) |
施設の代表点の平面直角座標(19 系)を Y 座標で記入(m) | 記号(-.)含め11文字以内で記入(例)-43733.437 |