kintone show+case unlimited に出場してきました

はじめに

こんにちは。商品開発部の永田です。
普段は現場クラウドConneの開発を行っており、今年4月に新機能としてリリースした
ファイル共有サービス「Conneポスト」の開発プロジェクトマネージャー等を務めました。

それはさておき…
先日。サイボウズ株式会社が主催するCybozu Days 2022内のイベントひとつ
kintone show+case unlimited (昨年まではkintone hack) に出場してきました。
(毎年このイベントでは金髪でしたが、今年は焼きそばにしました)

kintone show+case unlimitedとは?

サイボウズの製品であるkintoneをカスタマイズし、それを発表するkintoneカスタマイズコンテストです。
※カスタマイズ:Javascript等を活用して標準機能ではできないことを可能にすること。
※ASCIIさんもイベント当日の記事を公開しています。こちら

本戦に出場するには?

Cybozu Daysで行われる本戦に出場するには事前に行われる予選会から参加する必要があります。
予選会は約20組程参加し、サイボウズ社員の方々の審査によって上位6組が本戦へ出場できます。
※2022年度参考

出場のきっかけ

私は元々kintoneが大好きで、kintoneを使って独学でプログラムを学びエンジニアになりました。
その中でこの大会があることを知り、日頃あまりお客様と接する機会の少ない我々エンジニアにとって
自分たちが作ったモノを自分たちで発表できる機会はとても貴重だと感じ、同じ会社の仲間を誘い出場しました。

さて、どんなアプリを出そうか

筋肉ネタは女性ウケが悪いという現実

実は昨年も本戦に出場し「kintone×筋肉」というテーマで、筋トレメニューやカロリーコントロールまで自動で行うアプリを開発しました。

我々のモットーは「真面目にふざけ、笑いを忘れない。」ことです。
普通はアプリのみ作りますが、昨年私はアプリと筋肉を作って挑みました。
その結果、全く女性票が取れないという、、、とても美味しい結果になりました(笑)
そしてこのとき私は思いました「これは来年のネタになる。」

今年は何を作ろう…

筋肉は女子にウケなかったら今年こそは「女性ウケが欲しい」という昨年のネタを引っ張ることは前提で
それ以外は何を作ろうか考えた結果、真面目なテーマと掛け合わせることで良い感じにギャップが生まれるのでは?と考えました。

そこでkintoneのアプリ管理が大変なことに着目し現状の課題を3つあげました。
①スペースとアプリの関係が分かりづらい
②アプリの所属スペースの変更が大変
③アプリ間の連携(ルックアップ等)が見えない

①スペースとアプリの関係が分かりづらい


【問題点】現状kintoneはスペースを開かないとアプリがどこ所属しているか分かりません。
【改善案】一元管理すれば良い。

②アプリの所属スペースの変更が大変


【問題点】複数のアプリの所属スペースを変更したい場合、1アプリずつ設定画面を開いて変更していくのは大変。
【改善案】ドラッグ&ドロップで変更できるようにすれば良い。

③アプリ間の連携(ルックアップ等)が見えない


【問題点】ルックアップなどのアプリ間連携が見えない。
【改善案】DBのリレーション図っぽく見える化すれば良い。

これを実現すれば、kintone管理者が喜ぶのではないか!?と思い
チーム名を「kintone管理者に寄り添い隊」と命名しました。

いざ作ってみたが…

勉強がてら使ったことのないVue.jsを使って開発を行い
上記の機能+αを開発し終えた時点でふと気づいてしまいました。

機能開発に集中しすぎて「女 性 ウ ケ が 欲 し い」というネタを入れ忘れた!! (;゚Д゚)ハッ
このままではただの真面目なアプリになってしまうじゃないか!! ((((;゚Д゚))))ガクブル
今更、機能を崩して作り直すのもなぁ~ん~どうしよう..

その時、天から声が降ってきました。

👼「デザインをダサいピンク一色にしなさい」

それだ!!(/・ω・)/ …そして生まれたのがこちら

スペースとアプリを一元管理


良い感じにダサいUIが出来ました。(´∀`)
スペースをカンバン形式で表示し、その中にアプリを並べることで
どのスペースにどのアプリがあるかパッと見で分かります。

アプリの所属スペース変更機能


一元管理できたら、後はドラッグ&ドロップで簡単に所属スペースの変更ができます。

アプリ間の関連図表示機能


今回の目玉機能はやはりこれでした。
どのアプリのどのフィールドと連携されているか、図で表示する機能。
予想以上に好評いただき、とても有難い限りでございます。

※これらの機能を実現するために非公開のAPIをハックしたので、詳細は公開できません💦

発表はどうしようか

・課題から改善案までを真面目に説明

・そこからピンク一色というボケ。

・デモで機能を紹介

なんとなく、開発しながらこんな流れで発表しようというのは頭にありました。
しかし、出オチの笑い一発じゃ物足りないのでは・・・( ゚Д゚)ハッ?

や っ ぱ り 最 後 に も オ チ が 欲 し い ( 切 実 )

ということで新たに追加した機能がこちら


上部のハートマークをクリックすると桜が舞うという全くもって意味のない機能

どうやら私は、意味のない無駄な機能を作るのが好きなようです。
しかも桜が舞う秒数を設定できるようにしたいが為だけに、プラグイン化までする始末。

いざ、本戦へ


今年、勝負服に選んだのはこれ!!「ほ か に 着 る 服 が 無 か っ た」
一目で気に入りAmazonさんでポチりました。

凄いセット!! そしてイラストカッコいい♡


本番は弊社、中島とコントじみたプレゼンをしました。
ジャケットで勝負服が見えてない..OTL

アプリの開発や改修に時間を掛けすぎて、全く発表練習ができていなかった我々。
本番直前までホテルで、ここはこうじゃない?あーじゃない?やっぱここはこう変えよう。など
中々のグダグダ感を発揮しつつ、最悪アドリブでなんとかなるっしょ!!という楽観的な感じで臨みました。

そして他の方々のプレゼンのあまりの上手さに「あ、やべ」と思ったのは内緒です。
しかし、、、

結果は2位!! 準優勝!!

やっぱりピンクってのが良かったんですね。分かります。
毎年参加したい我々にとっては最高の結果でした!!

最後に

やはりエンジニア自身が開発したアプリを多くの方に紹介できる機会はとても貴重だと思います。
このような機会をくださったサイボウズの皆様、運営スタッフの皆様ありがとうございました。
また、現場サポート面白い会社だなと思ってご興味を持っていただけたら幸いです。

採用ページはこちら