現場サポートにおけるプロジェクトマネージャーとは

こんにちは!商品開発部でプロジェクトマネージャーを担当しております、中馬と申します。

今回は開発技術のお話から一旦方向を変えまして、弊社における「プロジェクトマネージャー」についてご紹介いたします。
社歴はまだ1年半弱という中途採用の新参者ではありますが、だからこそ感じている「これまでの会社とは異なる」点を中心にお話したいと思います。

現場サポートのプロジェクトマネージャーって?

通常はロール(役割)として捉えられることが多いように感じる「プロジェクトマネージャー」。
弊社ではジョブ(役職)として置かれております。

在籍人数

本記事執筆時点で5名のプロジェクトマネージャーが在籍しています。
うち4名は他ジョブとの兼務で、専任のプロジェクトマネージャーは私のみ。
担当するプロジェクトの数はプロジェクトマネージャーによってそれぞれ異なりますが、私は2つのプロジェクトを担当しております。

使命

弊社プロジェクトマネージャーの使命は「プロジェクトの成功」です。
期日までに成果物を完成させるという点では、一般的に言われていることと変わりはありません。

余談

現場サポートではプロジェクトマネージャーを「PjM」と表記します。
このように表記するのは、私にとって弊社が初めてです。

プロジェクトはどのように進めているの?

開発プロジェクト関係図

弊社では開発プロジェクトを進める中で、プロジェクトマネージャー以外にも様々な開発系ジョブの方が関わっています。


上図の通り、開発においては自社エンジニアメンバーだけでなく開発パートナー様にも多大なるご協力をいただいております。

(弊社の開発パートナー様に対する考え方や協力体制については、是非こちらの記事もご覧ください!)

前職との違いで驚いた点

弊社開発部隊は建設業向けパッケージソフトやクラウドサービスの開発を担当しております。
「建築業向け」といっても、受発注者間情報共有システムやコミュニケーション・働き方改革促進サービスなど様々なプロダクトがあります。
そのため各プロダクト・プロジェクトマネージャーによって、プロジェクトの進め方や使用する管理ツールなどは異なっていますが、共通点もあります。

その共通点の中で私が一番驚いたのは”工数・コスト・技術”の各管理にかかる労力が今までよりもかなり小さいという点です。

工数管理

プロジェクトマネージャーにて、各メンバーの稼働時間を詳細に把握する必要がありません。

社内メンバーの工数管理については「働きすぎていないか」「特定個人への負荷は高くないか」という点を注視し、確認をしています。
商品開発部は3グループに分かれており、1つのプロジェクトを複数グループにて担当することもありますが、どのグループもフラットな関係。
勤怠情報が各グループで閉じられていることもなく、確認も容易です。
なお、フラットな関係なのは我々商品開発部に限った話ではなく、弊社全体がフラットです。

開発パートナー様の工数管理については開発パートナー様への信頼があることを前提としておりますので、全て開発パートナー様にお任せしています。

コスト管理

開発側コストを算出する必要はありますが「このコストの範囲内でしか開発できない」という明確な枠がありません。

また、必要と思われる検証機や人員追加などがあればプロジェクト予算追加の稟議等を回すことなく、スピーディーに必要なリソースの確保に動くことができます。
これは「情報をオープンにする文化ができている」「経営層が展開された情報をしっかり把握している」「経営層の意思決定が早い」弊社だからこそ出せるスピード感だと思います。

もちろん、湯水のようにリソースを扱えるというわけではありませんが……。

技術管理

各エンジニアメンバーに得意分野があったり、開発パートナー様のお力を拝借したり、技術フェローというアドバイザーの立ち位置の方がいらっしゃったりと、会社やプロジェクトの垣根を超えて協力依頼できる環境が整っています。
弊社の「Conne」というコミュニケーションツールにて、小さな疑問でもすぐに投稿でき、かつ回答もすぐ来るという良い循環もできております。

そのため、プロジェクトマネージャーがいちから技術調査したり、技術を全把握する必要があったり、プロジェクト予算&必要経費金額とにらめっこしたり……といったことはあまり発生しません。

プロジェクトマネージャーの役割

「チームを活かす、だれもが活きる」という弊社理念が表す通り、一人で色々やろうとするのではなく、社内外問わずチームの中で各メンバーの特性を活かしつつプロジェクトを進めていく。
また、各メンバーが能動的にかつ同じ方を向いて作業できるように尽力する。

それが弊社のプロジェクトマネージャーの役割と感じています。

求められるスキルは?

弊社プロジェクトマネージャーには、様々なタイプがおります。

  • 技術力とコミュニケーション力のバランスに優れ、広い視野を持ち、穏やかに物事を進める方
  • 得意分野ではエンジニアとしても手腕を発揮されつつ、冷静かつフラットな視点で難題を解決する方
  • 大きなトラブルが発生しても動じることなく、周囲を落ち着かせながら着実に問題を解決へと導く方
  • 若手ながらも高い発信力と行動力で周りを巻き込みながら、求められた結果をしっかり出す方

本当に様々です。

自信のある分野がなくても大丈夫

私はシステムエンジニアではありますが「この分野であれば自信がある!」というものは恥ずかしながら一つもありません。
また、PMPのようなプロジェクトマネージャーとしての資格も今のところは持っておりません。
それでもプロジェクトマネージャーとして働くことができているのは「携わったプロダクトでお役に立ちたい」「一人でできることはたかが知れている」との気持ちがあるからだと思います。

  • 荒れた地を自らの力で切り拓く!
  • 目的のためには各所とのガチンコ対決もどんとこい!
  • とにかく自分についてこい!

そんなドS気質や鋼の責任感をお持ちでなくても、弊社ではプロジェクトマネージャーとしてやっていけると私個人は感じます。

陳腐な表現かもしれませんが「携わったプロダクトに愛を持ちたい」「チームで何かを成し遂げることに魅力を感じる」という気持ちがあれば、大丈夫ではないでしょうか。

私がその良い(?)例です。

今後の野望

そんな弊社ですが、開発プロジェクトを進める上での色々な課題があります。

  • 様々な開発メンバーがジョブやプロジェクトを兼務していることにより開発のスピードアップや効率化に限界が見えている
  • 開発速度を重視することで個々の経験に頼る部分が多く、暗黙知がそのままになっている

……などなど、他にもあります。

私は唯一の専任プロジェクトマネージャーとして、リソースや暗黙知の整理など「プロジェクトを進めるうえで必要な改善」に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

最後に

「プロジェクトを進めるうえで必要な改善」
これらは一人で解決できるような簡単な課題ではないと感じています。

この記事を読んでくださったあなた。
弊社でプロジェクトマネージャーとして、やりがいのあるプロジェクトを担当してみませんか?
そして私と一緒に、プロジェクトの改善を目指しませんか?

弊社の仲間として一緒に働いてくださる方のお越しを、心よりお待ちしております!

 

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